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雑誌掲載情報 『マンスリーエム』 

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『monthly m』 (マンスリーエム) 2007年 08月号
21_21 DESIGN SIGHT で開催中のチョコレート展についてのインタビュー記事が掲載されています。

http://dbc.apartment-key.com/blog/200705/351.php

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21_21 チョコレート展で感じたこと

この話をシェフの岩柳から聞いたとき、正直、無理だろうという思いが強くありました。シリコン製の柔らかい型で、しかも、そのチョコレートの中にお酒を入れるというハチャメチャな発案だったからです。基本的にチョコレートの型は、プラスチック製の硬い型が一般的なのです。実際に制作を進める段階で、何度も失敗を繰り返し、三度くらいシリコンの型を作り直していただいたほどでした。

制作スケジュールを立て、締め切りに間に合うように、依頼されたノルマをクリアしなければなりません。しかし、そのプレッシャーとは裏腹に、仕上げたチョコレートの表面に、白い粉のようなものが付着するなど(時間がたつと、自然と表面に白い粉がついてしまいます)、トラブルの連続でした。
ようやく完成したのは、締め切り前日の深夜でした。

その後、雑誌の取材でデザイン会社の方と対談をさせていただきましたが、対談を通して実感したことがありました。それは、チョコレートに対するものの価値観という事です。パティシエである僕たちから見たチョコレートは、ケーキを作るための素材の一つにすぎません。しかし、デザインを仕事とする人から見ると、チョコレートは“人間の欲望のかたまり”だというお話でした。まさか、チョコレートを人間の欲という視点から見るという、なんとも頭の柔らかい発想だと、ただただ感心してしまいました。

今回の仕事を通して、チョコレートの技術のほかに、色々な人との関わりができたことで、自分の新たな世界観が少し見えたように思えました。

桜庭清剛

APMT

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